あれいつのまにと思いつつ車を止めどうしたんですかと聞くといやさっき私と御札間違えたやつを渡してしまったんだ。
こっちが正しいやつだから取り替えようと新しい御札を出してきたそうですかそれではの御札を出そうとしたら突然森の中からグルルルルと犬が唸るような声が聞こえてきた日神主さんは飛び去り辺りをキョロキョロと見回しているその顔が明らかにおかしい正面を向いている時には普通なのだが横を向いた時に鼻と口が妙に尖っている俺ははっと我に返ると神主さんに後で社務所に伺いますと叫び車を急発進させたまでその札では狼が守ってくれんぞこの声で俺は確信した。
あの神主さんが狼などと呼び捨てにするはずがないまた俺に対してもですます調の丁寧な言葉遣いだったはずだ俺は車を走らせ何とかをどうしたの階段までたどり着いた